食品製造に関わる皆さん、「ジャパン・フード・セレクション」をご存知でしょうか?
ご存じないという方も、「モンドセレクション」はご存知かと思います。
「モンドセレクション」は、食品に限らず、飲料、化粧品、ダイエット・健康食等を対象に、ベルギーにある民間企業が行っている審査・認証制度で、古くは日清製菓のバターココナツが、近年ではサントリーのザ・プレミアム・モルツが金賞受賞を大きく宣伝したことで有名になり、出品して賞を獲得する日本企業も増えています。
しかし、実は日本以外での知名度は低く、出品商品の大半は日本からというのは意外と知られていません。
審査料は、食品の場合1,150ユーロ(現在の為替レートで16万円ほど)ですが、審査用資料の作成やサンプル商品の送付などにそれなりの費用がかかり、授賞式はベルギーほかヨーロッパ各国を巡回して行われるため、受賞した場合の出席費用も考えると、中小企業では簡単には手が出せない賞になっています。
「ジャパン・フード・セレクション」は、こうした現状に一石を投じるべく、日本フードアナリスト協会が設立した日本独自の食品の審査・認証制度です。
協会に所属する約2万人のフードアナリストを対象としたアンケート調査や、研修を受けたフードアナリストが審査員となって一次審査、二次審査、最終審査を行い、最大100項目の審査内容について数値化して賞を決定しています。
最近では、キリンビール株式会社の「本麒麟」(2020年4月金賞受賞)、江崎グリコ株式会社の「カレー ZEPPIN 中辛」(2021年2月グランプリ受賞)、株式会社ロッテの「プレミアムガーナ ショコラカレ<濃苺>」(2022年1月グランプリ受賞)など、ナショナルブランドの大手企業からのエントリーも相次いでいますが、中小企業のチャレンジも増えているところです。
予備審査料は33,000円(税込)で、予備審査の結果によって本審査(審査料198,000円(税込))に進むかどうかを決めることができるようになっていますので、気軽に応募していただけるかと思います。
本審査まで進んだ商品については、詳細な審査レポートも発行されますので、当該商品の強みや弱みがどこにあるかがわかり、更なる商品の改良や広報宣伝活動に活用できます。
自社製品の付加価値を高めたたい食品製造企業の皆様には、是非チャレンジをおすすめしたい制度です。
当社では、この「ジャパン・フード・セレクション」へのチャレンジについて、無料で審査書類の作成までご支援させていただきます。
また、金賞以上の受賞が必要な場合は、別途コンサルティング(有料)いたしますので、お気軽にご相談ください。
相談のご連絡はこちらの「お問い合わせ」フォームから。
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